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◎スマートキャノン
本命はスマートキャノン。今回のメンバー唯一の中山コース好走実績馬である当馬。前走は2戦目の変わり身を見せて、上り最速の脚を使って0.1秒差の3着と好走。メンバーレベルは決して高くはなかったものの、安定した飛越で好位でロスなくレースを運び勝負所ではしっかり脚が使えていた点は評価できる。今回、逃げたい馬はおらず他の有力馬が外枠にいることから内目の枠から楽にポジションを取ることもでき、ロスのないスムーズな競馬が今回も出来そう。放牧を挟んだ1戦となるが、陣営コメントから状態の良さが伺えて、戦績からこの中山開催に合わせた出走とみているのでここは勝ち負けに期待したい。小牧騎手の記念すべき10勝目はこの馬とみる。
〇バレッティ
対抗はバレッティ。前走は入障初戦ながらハイレベル戦を4コーナーで外に寄られる不利などもありながら上り38.4秒の脚を使って5着と好走。飛越自体はまだ改善の余地があるが、レース後のコメントから練習時には本来はもっと綺麗に飛べるとのことで2戦目の慣れによる飛越の改善が見られれば、更なるパフォーマンスの良化が期待できる。今回、初の中山コースとなるが、キングカメハメハ産駒は中山未勝利成績が2016年以降(4-4-1-10)と複勝率47.4%と卑小に相性が良く、平地時代はダートOP馬で直線ダートの中山コースは変わりはプラスとみておりこなせると考えている。本命までも考えたが、中山実績がない分この評価に。
▲ヤップヤップヤップ
3番手にはヤップヤップヤップ。この馬もバレッティと同じキングカメハメハ産駒で中山成績の良い血統である。3走前に中山コースを走っており、その時は外々を回る競馬で好位でレースを運び最後の直線での脚比べでは脚色が鈍ってしまったものの後続を大きく突き放して0.5秒差の5着と好走。また、前走は江田騎手のコース成績が壊滅的に悪い福島コースを最後の飛越で鐙が外れるアクシデントもありながら好タイムで5着と着実にレース内容が良化している当馬。今回、鞍上のコース成績から中山変わりはプラスで大外枠での発走ではあるが、過去のレース内容やコメントから包まれない外枠はこの馬にとってはプラスでスマートキャノンとの逆転はどうかもこのメンバーでは十分好走が期待できる1頭。
☆タンジェントアーク
穴にはタンジェントアーク。エイシンフラッシュ産駒は中山未勝利成績が(1-2-2-4)と複勝率55.6%と非常に相性の良いコースとなっている。前走は入障初戦で1年ぶりのレースではあったが、無難な飛越で好位でレースを運べており、最後の勝負どころでは長期休み明けの影響が苦しくなったが、それでも直線では再度盛り返しての惜しい4着と長期休み明けの初戦と考えれば次走が期待できる内容であった。今回、休み明けを1度叩き、2戦目の慣れによる上積みを考えると1発があってもいい1頭。エイシンフラッシュ産駒は中山成績の良さに加えて2戦目で大きくパフォーマンスを上げる血統であるため、上位2頭が負けるならこの馬か。このブログを書いている段階ではあまり人気していないが、おそらく人気してしまうのが難点。
馬券は上位2頭厚めの馬連流しで勝負したいと思います。
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