はじめに
個人的に思う中京競馬賞の特徴を記します。中京は左順周りで置き障害の新潟と一見類似しているように見えますが、中京は3コーナーから4コーナーにかけて1つ、直線に坂に2つの障害があるため、新潟よりもスタミナと飛越の上手さが求められるとみています。また、新潟は直線に障害がない分、差しが決まりやすいですが、中京は前が残りやすいコースとなっています。そのため、ある程度のポジションを取れる馬は有利です。
よって、スタミナ豊富、綺麗な飛越、好位でレースを運べる馬を狙っていきたいと思います。
印
◎ホウオウヴォーヌ
〇サクラトップラン
▲ディアマンミノル
◎ホウオウヴォーヌ
本命はホウオウヴォーヌ。オルフェーヴル産駒は中京未勝利の成績が(1-0-0-7)と複勝率12.5%と相性自体は悪い値となっているが、5番人気以内は1頭のみと数字そのままを捉えるのは危険とみる。中京全体で見れば(2-0-1-8)と複勝率27.3%とそこまで悪くない成績である。
この馬は前走3戦目で初めて3着と好走したが、その時は無難な飛越で好位でレースを進めて未勝利最上位レベルのプンタアレナスと遜色ない上り2位の脚をつかってのものであった。このレースの内容から中京好走ポイントのポジションと飛越の面をクリアしている。また、残りのスタミナ面はステゴ系の血統からクリアしているとみる。
中京は初障害場には難易度の高いコースとみているので、この馬の3戦という経験は大きなアドバンテージとみる。乗れている伴騎手に託したい。
〇サクラトップラン
対抗にはサクラトップラン。ホッコータルマエ産駒は中京障害未勝利の出走がないため、その父のキングカメハメハ産駒の成績を出すと2016年以降(5-1-3-32)と複勝率22.0%とキンカメ産駒にしては少し物足らない成績だが、全くダメということもなさそう。
この馬は未だ馬券には絡めていないものの、飛越は今回のメンバー上位のものを持っており、好位でレースを運べる点が魅力。
前走は6着だが、内容自体は良化してきておりこのメンバーであれば好走に期待したい。小野寺騎手のように気合をつけて追える騎手は中京にあっているとみているため、経験馬のこの馬を対抗評価に。
▲ディアマンミノル
3番手にはディアマンミノル。この馬はホウオウヴォーヌと同じオルフェーヴル産駒。
平地力は今回のメンバー最上位のものを持っており、試験時計は99.1-64.8-49.6-35.7-11.9と不良馬場の中を全体時計99.1,4Fの時計が50秒を切る49.6秒と好内容。
陣営コメントからは飛越は上手とのことで飛越のアドバンテージが取れれば、初障害の多いメンバーでは大分有利とみる。人気しすぎるところは嫌だが、このメンバーであれば勝ち負けまでも。
馬券
馬券は◎からの馬連ワイドで勝負したい。
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